Whatnotの手数料はいくら?日本の料率・消費税・手取りの計算
最終更新:2026年9月3日(Whatnot公式ヘルプの「出品者手数料」「高額注文に対する販売手数料割引」「販売手数料および各種料金にかかる税金」「コインとマネーの割引手数料」「配送について:日本の出品者向け」の記載を同日に確認しています。公式は同日、表記を「決済処理手数料」から「決済手数料」に統一しました)
Whatnotの手数料は、米ドルの料率が広く知られている一方で、日本には日本円建ての料率表が別に用意されています。日本の販売手数料は8%(コインとマネーは4%)に消費税、決済手数料は注文総額の2.9%+50円に消費税。さらに、225,000円を超える部分の販売手数料は0%です。この記事では公式ヘルプの日本欄をもとに、実際に手元へいくら残るのかを円で計算します。
結論:日本の手数料は3つに分かれる
Whatnotが出品者から差し引くのは、①販売手数料、②決済手数料、③その2つそれぞれにかかる消費税の3つだけです。出品料や月額の固定費はありません。日本の欄は次のとおりです。
| カテゴリー | 販売手数料 | 決済手数料 |
|---|---|---|
| コミック/トレーディングカード/スポーツ シングルカード/おもちゃと趣味 | 8%+消費税(225,000円まで) 225,000円を超える部分は0%(期間限定) | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
| コインとマネー | 4%+消費税(225,000円まで) 225,000円を超える部分は0%(期間限定) | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
| 上記以外のカテゴリー | 最終販売価格の8%+消費税 | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
よく引用される「8%+$0.30」「$1,500を超える部分は0%」は米国・カナダ・オーストラリア向けの表であり、日本の出品者に適用されるのは上の日本欄です。金額の単位も、しきい値も別建てになっている点に注意してください。
販売手数料が8%か4%かはカテゴリーで決まる
販売手数料は最終販売価格に対して計算されます。送料と税は含みません。8%が原則で、コインとマネーだけが4%です。
- 8%:コミック/トレーディングカード/スポーツ シングルカード/おもちゃと趣味、およびその他のカテゴリー
- 4%:コインとマネー(コインと地金など、対象カテゴリーに正しく出品されたもの)
4%はあくまで対象カテゴリーに正しく出品された商品に限られます。公式は、対象外の商品を割引目的で誤ったカテゴリーに出品した証拠が見つかった場合、アカウントに是正措置を講じる可能性があると明記しています。手数料を下げる目的でカテゴリーを選ぶ使い方はできません。
どのカテゴリーに何を出せるか、承認が必要なカテゴリーはどれかはWhatnotのカテゴリ別ガイド|日本から出せる商材・手数料・承認の要否で整理しています。
225,000円を超える部分は販売手数料0%(2026年1月14日から)
手取りに最も効くのがこの割引です。2026年1月14日から、対象カテゴリーの個別注文のうち225,000円を超える販売金額部分について、基本販売手数料が0%になります(USD/AUD/EUR/GBPでは1,500に相当)。
- 判定は注文ごと。1回のライブの合計ではありません
- 225,000円までの部分には通常どおり8%(コインとマネーは4%)がかかります
- 決済手数料は0%になりません。取引金額の全体に対して2.9%+50円が引き続きかかります
- 「期間限定」と明記されているため、終了時期は公式ヘルプで都度の確認が必要です
高額なカードやグレーディング品を扱うほど、この割引の有無で手取りが変わります。実際の差額は後述の計算例で示します。
消費税は販売手数料と決済手数料の「両方」にかかる
日本の出品者が見落としやすいのがここです。消費税は販売手数料に対して1回、決済手数料に対してもう1回、別々に計算されます。商品代金に対する消費税とは別の話で、Whatnotが手数料に課税する義務のある地域として日本が挙げられているためです。
つまり実効の手数料率は、表に書かれた「8%+2.9%」より少し高くなります。次の計算例では、この2つの消費税も分けて示します。
手取りはいくらになるか(日本円での計算例)
以下はいずれも8%カテゴリー(トレーディングカードなど)を前提に、消費税率10%で計算しています。送料は購入者が支払い、注文総額に含まれます。
例1:10,000円のカードが売れた場合(送料1,500円)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 商品代金 | 10,000円 |
| 販売手数料(10,000円の8%) | − 800円 |
| 販売手数料にかかる消費税(10%) | − 80円 |
| 決済手数料(注文総額11,500円の2.9%+50円) | − 383.5円 |
| 決済手数料にかかる消費税(10%) | − 38.35円 |
| 手取り | 8,698.15円 |
商品代金に対する実質の負担は約13.0%です。表の「8%+2.9%」だけで見積もると、消費税の分だけ手取りを多く見積もってしまいます。
例2:公式ヘルプに載っている日本の例(5,000円の商品/送料1,500円)
公式ヘルプにも日本円の計算例があります。商品代金5,000円、販売手数料400円、その消費税40円、注文総額6,500円に対する決済手数料238.5円、その消費税23.85円で、手取りは4,297.65円。上の例1と同じ構造です。
例3:300,000円のカードが売れた場合(225,000円超の割引が効く)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 商品代金 | 300,000円 |
| 販売手数料(225,000円までの8%/超過分は0%) | − 18,000円 |
| 販売手数料にかかる消費税(10%) | − 1,800円 |
| 決済手数料(注文総額301,500円の2.9%+50円) | − 8,793.5円 |
| 決済手数料にかかる消費税(10%) | − 879.35円 |
| 手取り | 270,527.15円 |
もしこの割引が無く、300,000円全額に8%がかかっていた場合、販売手数料は24,000円・消費税2,400円となり、手取りは6,600円少なくなります。1件の高額注文でこの差が出るため、高単価の商材ほど割引の適用条件を確認しておく価値があります。
価格帯ごとの手取り一覧
同じ条件(8%カテゴリー/送料1,500円は購入者負担/消費税10%)で価格だけを動かすと、手取りと実効の手数料率は次のようになります。
| 商品代金 | 販売手数料+税 | 決済手数料+税 | 手取り | 実効率 |
|---|---|---|---|---|
| 5,000円 | 440円 | 262.35円 | 4,297.65円 | 14.05% |
| 10,000円 | 880円 | 421.85円 | 8,698.15円 | 13.02% |
| 30,000円 | 2,640円 | 1,059.85円 | 26,300.15円 | 12.33% |
| 50,000円 | 4,400円 | 1,697.85円 | 43,902.15円 | 12.20% |
| 100,000円 | 8,800円 | 3,292.85円 | 87,907.15円 | 12.09% |
| 225,000円 | 19,800円 | 7,280.35円 | 197,919.65円 | 12.04% |
| 300,000円 ※割引が効く | 19,800円 | 9,672.85円 | 270,527.15円 | 9.82% |
| 500,000円 ※割引が効く | 19,800円 | 16,052.85円 | 464,147.15円 | 7.17% |
実効の手数料率は、価格が上がるほど下がります。50円の固定額が薄まることに加え、225,000円を超えると販売手数料が積み上がらなくなるためです。5,000円では14.05%かかるのに対し、500,000円では7.17%まで下がります。単価の高い商材ほどWhatnotの手数料構造は有利に働きます。
手数料表に載っていないコスト(送料・関税・為替)
手数料そのものではありませんが、手取りを左右する要素が3つあります。日本の出品者にとっては、このうち2つが負担ゼロである点が重要です。
- 送料:出品者の負担はありません。公式ヘルプは「出品者にとっては配送が完全無料」と明記しており、前払いの配送ラベルはWhatnotが提供します。ラベルには商品の重量・寸法に加えて梱包材の重量も含まれます
- 関税・輸入時の税:購入者の負担です。Whatnotがすべての料金を前払いして通関を通し、購入者は購入時に金額を確認できます
- 為替:円建てで受け取ります。日本の料率表が円で示されているとおり、日本の出品者の手数料計算は円で完結します
ただし発送先は限られます。日本からの配送は米国・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツの5か国のみで、日本国内向けの配送は現時点では提供されていません。配送はFedExとの提携で行われます。
未着・返品・不正購入が起きたときに誰が費用を負担するかは、Whatnotで未着・返品・不正購入が起きたら、誰が費用を負担するのかで整理しています。
eBayの手数料と比べてどうか
eBayは落札手数料に加えて、ストア登録料や海外決済手数料など複数の項目が積み上がる構造です。Whatnotは販売手数料と決済手数料の2本だけで、出品料・月額費用がありません。一方で、売上はライブ配信の時間と視聴者数に依存するため、「手数料が安い=手残りが多い」とは限りません。
料率の詳細な比較はWhatnot(ワットノット)とは?仕組みと手数料をeBayと比較して解説、トレカでの売れ方の違いはWhatnotでトレカは売れる?eBayとの「売れ方」の違いをご覧ください。
前提:日本ではまだ誰でも出品を始められるわけではありません
2026年8月時点の実際の運用(弊社が確認した情報)
公式ヘルプには記載がありませんが、日本では段階的に開放が進んでいます。弊社がトレーディングカードのカテゴリでウェイティングリストに登録していたところ、Whatnot Japanの担当者から連絡があり、面談を行いました。その際に案内されたのは、現時点で承認制として開いているのはトレーディングカードとブランドバッグの2カテゴリであるという点です。
つまり、対象カテゴリでウェイティングリストに登録していると、担当者から連絡が届いて面談に進む場合があります。一般の申請が誰でもすぐ通る状態ではありませんが、「登録して待つ」ことには意味があるということです。(2026年8月25日時点・弊社の実体験にもとづきます)
登録の手順と、開放前に準備しておけることはWhatnot Japanとは?日本から出品する方法と、いまの承認状況にまとめています。全体像から確認したい方はWhatnot(ワットノット)完全ガイド|日本からの出品・保証・始め方の全体像が入口です。
よくある質問
225,000円を超える部分が0%というのは、すべての商品に当てはまりますか
対象カテゴリーで販売された商品に限られます。判定は個別注文の販売金額に対して行われ、1回のライブの合計ではありません。すべての出品者が参加対象で、海外の出品者には各地域の通貨のしきい値(USD/AUD/EUR/GBP 1,500、日本円は225,000円)が適用されます。
決済手数料も0%になりますか
なりません。公式ヘルプは「取引金額全体に対する決済手数料は引き続き請求されます」と明記しています。0%になるのは基本販売手数料の超過部分だけです。
消費税が二重に取られていませんか
二重課税ではありません。販売手数料という役務と、決済手数料という役務のそれぞれに消費税がかかっているため、明細上は2行に分かれて表示されます。商品代金にかかる税とも別のものです。
米ドルの「8%+$0.30」は日本にも当てはまりますか
当てはまりません。米国・カナダ・オーストラリア向けの表と、日本向けの表は別に用意されています。日本は決済手数料の固定額が50円で、割引のしきい値も225,000円です。
コインとマネーの4%は、どの商品でも使えますか
コインと地金など、対象カテゴリーに正しく出品された商品にのみ適用されます。対象外の商品を意図的にこのカテゴリーへ出品した場合、アカウントに是正措置が講じられる可能性があると公式に記載されています。
手数料はいつ引かれますか
売上から自動的に差し引かれたうえで振込が行われます。出品者が別途支払う手続きはありません。
出典(Whatnot公式ヘルプ)
この記事に書いた手数料・割引・税・配送の事実関係は、Whatnot公式ヘルプセンターの以下のページに基づいています(2026年9月3日時点で内容を確認)。仕様は予告なく変更されるため、実際の出品前には必ず原文をご確認ください。
弊社について
株式会社オプティズムは越境EC支援を行っています。eBayでの販売支援とShopifyでの自社EC構築を提供しており、ライブコマース販売支援については日本のアプリが開放され次第、Whatnotの販売代行を開始する予定です。
提供体制が整った時点でご案内できるよう、事前の受付をしています。ご希望の方はお問い合わせフォームから、お問い合わせ内容に「Whatnot優先案内希望」とご記入のうえ送信してください。提供開始の時期および料金は未確定です。現時点でのお申し込みが費用の発生や契約を伴うことはありません。
代行に何を頼めて何を頼めないのかはWhatnotの販売代行はある?日本で頼めること・頼めないことをご覧ください。
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