Whatnotでフィギュア・アニメグッズを売る|手数料の優遇とサプライズセットのルール
最終更新:2026年8月24日(Whatnot公式ヘルプの「出品者手数料」「サプライズセットのポリシー」「知的財産ポリシー」「成人向けおよび露骨な内容のアイテムに関するポリシー」「配送について:日本の出品者向け」の記載を確認しています)
フィギュアやアニメグッズは、日本の出品者にとって供給の厚い商材です。Whatnotでは「おもちゃと趣味」カテゴリーに当たり、承認の申請が要らないうえに手数料も優遇されています。一方で、福袋にあたるサプライズセットには細かいルールがあり、知らずにやると処分の対象になります。公式ヘルプの記載を実務の順に整理します。
承認が要らず、手数料も優遇される数少ないカテゴリー
Whatnotには申請や承認が必要な制限付きカテゴリーが5つありますが、「おもちゃと趣味」はそこに含まれていません。出品者としての権限が付けば、そのまま出品を始められます。ブランド品のように承認待ちの期間を見込む必要がない点は、立ち上げの速さで効いてきます。
さらに日本の手数料表では、コミック・トレーディングカード・スポーツ シングルカード・おもちゃと趣味について、販売手数料が最終販売価格の8%+消費税で、225,000円を超える部分は0%(期間限定)と記載されています(2026年8月11日更新時点)。決済処理手数料は注文総額の2.9%+50円+消費税です。
つまり高額なフィギュアやコレクションをまとめて売る場合、この上限の扱いが効きます。Whatnotでブランド品を売るには?承認・真贋証明・状態開示の実務で扱ったブランド品は「その他すべてのカテゴリー」に当たるためこの扱いがなく、同じ価格帯でも条件が変わります。カテゴリー全体の比較はWhatnotのカテゴリ別ガイド|日本から出せる商材・手数料・承認の要否にまとめています。
福袋・ミステリーボックスは「サプライズセット」のルールが適用される
サプライズセット(旧称:ミステリーゲーム)は、選定したアイテムのグループを複数の購入者に分配する販売形式です。出品者は販売前に対象商品のリストを提示し、1回の購入がリスト内の1アイテムに対応します。日本の福袋やミステリーボックスに近い売り方をする場合、ここに当たります。
ポリシーには「これらのルールに従わない場合、または不正や欺瞞的な行為を行った場合は、永久禁止を含む処分が科される」と明記されています。要件は細かいので、事前に通しておく価値があります。
やってはいけないこと
- 物理的な機械によるランダム化:自動販売機、ガムボールマシン、ピンボールマシン、抽選箱などの結果でアイテムを配ることは禁止
- ランダム抽選用ホイール:物理・デジタル(第三者サイトや配信ソフト経由)とも禁止
- 賞品の設定:セットに賞品を含めることは不可。最安値・最高値・平均価格を記載したり説明したりすることも禁止
- 複数のライブにまたがるセットと、プラットフォーム外での購入枠の先行販売は禁止
- 関係者の参加:出品者本人はもちろん、同一世帯のメンバー・家族・従業員も購入できない
やらなければいけないこと
- ライブの主要な販売形式として「サプライズセット」を選択する
- 販売するすべてのサプライズ商品をライブ中に公開し、画面に表示したままにする
- 出品数は、そのセットに含まれる商品数までに限る
- セットごとに詳細なチェックリストを出品の説明に記載する。各アイテムについて、ブランド/メーカー、タイトル/商品名、状態、数量を書く
- 同じ種類のアイテムだけを含める。おもちゃの例では「ぬいぐるみと人形を別々の商品として同じセットに含めることはできない」とされている
チェックリストは「ライブ全体をまとめた一覧」ではなくセット単位で必要とされています。アイテム数の多寡にかかわらず適用される点にも注意してください。なお、購入後にアイテムを組み立てるBuild-Your-Own-Box形式や、パーソナルショッピングにはこのポリシーは適用されません。
日本の「オリパ」はWhatnotでそのままはできない
日本で広く行われているオリパ(オリジナルパック)は、当たりを設定し、中身を伏せて販売する形式が一般的です。サプライズセットのポリシーは、この作り方の主要な要素をいずれも認めていません。
| 日本のオリパで一般的なやり方 | Whatnotのサプライズセットのルール |
|---|---|
| 「当たり」を設定する | セットに賞品を含めることは禁止 |
| 高額なカードが入る可能性を訴求する | 最安値・最高値・平均価格を記載したり説明したりすることが禁止 |
| 中身を伏せて販売する | 販売するすべての商品をライブ中に公開し、画面に表示したままにする |
| 封入内容を公開しない | セットごとに詳細なチェックリスト(ブランド/メーカー、タイトル、状態、数量)が必要 |
| 抽選機やルーレットで演出する | 物理的な機械によるランダム化も、物理・デジタルの抽選ホイールも禁止 |
| 事前販売や、複数回にまたがる企画 | 複数のライブにまたがるセットと、プラットフォーム外での購入枠の販売が禁止 |
つまりWhatnotのサプライズセットは、中身を伏せる形式ではありません。何が含まれているかを事前にすべて開示したうえで、誰にどれが割り当てられるかだけが購入後に決まる、という設計です。日本のオリパの感覚のまま持ち込むとポリシー違反になり、永久禁止を含む処分の対象になり得ます。
なお、オリパをめぐる日本国内の法令や業界の議論については、この記事では扱いません。ここで整理しているのは、あくまでWhatnotのポリシー上で何ができて何ができないかです。
著作権:ガレージキットや無許諾のグッズは扱えない
知的財産ポリシーでは、所有していない、またはライセンスを取得していない知的財産を侵害しないことが求められています。アニメ関連は無許諾の複製品が生まれやすい領域なので、仕入れ段階での確認が必要です。
違反した場合は調査のうえ是正措置の対象となり、プラットフォームからの削除などが行われる場合があります。繰り返し侵害するアカウントは、停止または終了となることがあるとされています。なお侵害の申立ては権利保有者本人か、その正式な代理人からのものでなければ処理されません。
成人向け表現の線引き
日本のフィギュアや同人系グッズを扱う場合、ここは事前に確認しておくべき箇所です。ポリシーでは「未成年者を性的対象化するアイテム(実在・架空を問わず)」が明確に禁止されています。性的刺激や性的満足を目的としたアイテムも同様です。
一方で、写真ではない非現実的・フィクションのヌード表現は、性的に露骨でない場合に限り、センシティブコンテンツのトグルを有効にすることで許可されるとされています(コミック・カード・マンガ・書籍を含む)。ただし性器の露出が強調されているものは、物理的またはデジタルで隠していても禁止です。またトグルを付けたライブ以外では、出品・プレビュー・サムネイル・プロフィールのいずれにもヌードが表示されないことが条件になります。
発送は「重量」より「寸法」が効く
日本から発送できるのは米国・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツの5か国で、FedExとの提携により前払いの配送ラベルが提供されます。関税・税金・手数料はWhatnotが前払いし、購入者が購入時に総額を確認できます(2026年8月19日更新時点)。
注意したいのは、料金が重量と寸法の両方で決まることです。フィギュアは本体が軽くても外箱が大きく、箱を保ったまま送ると寸法側で不利になります。箱付きで送るのか、緩衝材を含めた実寸をどう見積もるのかは、標準の配送プロファイルに合うかどうかを確認したうえで、必要ならカスタム配送プロファイルを作成してください。
同じコレクター商材でも、トレーディングカードは軽く小さいため条件が異なります。比較はWhatnotでトレカは売れる?eBayとの「売れ方」の違いを、トレカ視点で解説をご覧ください。商材の選定や配信体制から相談したい場合は、越境ECのご相談からお問い合わせください。
よくある質問
中身を見せない福袋はできますか
サプライズセットの形式では、販売するすべての商品をライブ中に公開して表示し続けることと、セットごとの詳細なチェックリストの記載が求められます。購入者がどれを受け取るかは割り当てまで分かりませんが、「何が入っているか」自体は事前に開示する形式です。
ぬいぐるみとフィギュアを1つのセットにまとめられますか
同一商品のみという要件があり、おもちゃの例では「ぬいぐるみと人形を別々の商品として含めることはできない」とされています。種類をまたぐ場合はセットを分ける必要があります。
開封済みのフィギュアでも売れますか
おもちゃと趣味カテゴリー自体に状態の制限は設けられていません。ただしWhatnot全体のルールとして、商品の状態を正確に説明する責任は出品者にあります。欠品や傷がある場合は出品の説明で明示してください。
カメラやゲーム機などの電子機器を扱う場合は、Whatnotでカメラ・レトロゲームを売るには?電子機器の状態定義とリチウム電池の扱いもあわせてご覧ください。
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弊社について
株式会社オプティズムは越境EC支援を行っています。eBayでの販売支援とShopifyでの自社EC構築を提供しており、ライブコマース販売支援については日本のアプリが開放され次第、Whatnotの販売代行を開始する予定です。
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