Whatnotのカテゴリ別ガイド|日本から出せる商材・手数料・承認の要否
最終更新:2026年10月1日(公式ヘルプが日本を「限定パイロット」と表記したことを追記。日本の段階開放の実際の運用を追記。Whatnot公式ヘルプの「出品者手数料」「制限付きカテゴリーで販売する方法」「禁止および制限対象アイテム」「配送について:日本の出品者向け」の記載を確認しています)
「Whatnotで何を売るか」を決めるとき、多くの方はまず売れそうな商材から考えます。ただWhatnotの場合、カテゴリーによって販売手数料の率が違い、出品するのに申請や承認が要るものがあり、そもそも扱えないものもあります。この記事では日本の出品者の視点で、公式ヘルプに書かれているカテゴリー別の条件を整理します。
カテゴリーで変わるのは「手数料」「承認の要否」「送れるかどうか」
Whatnotのカテゴリーは、単なる商品の分類ではありません。手数料の計算、出品の権限、配送サイズ設定のすべてがカテゴリーに紐づいています。商材を決める前に確認しておくと、出品してから「申請が要るとは思わなかった」と気づく事態を避けられます。
カテゴリー別の料率をもとに、実際に手元へいくら残るのかを円で計算したものはWhatnotの手数料はいくら?日本の料率・消費税・手取りの計算にまとめています。
なお、日本のアカウントで実際に出品を始められる時期についてはWhatnot(ワットノット)完全ガイド|日本からの出品・保証・始め方にまとめています。この記事はカテゴリーの条件そのものに絞ります。
日本の販売手数料は8%と4%に分かれる
公式ヘルプには国ごとの手数料表があり、日本の欄は次のようになっています(2026年8月11日更新時点)。手数料は最終販売価格に対して計算され、送料と税は含みません。
| カテゴリー | 販売手数料 | 決済手数料 |
|---|---|---|
| コミック/トレーディングカード/スポーツ シングルカード/おもちゃと趣味 | 8%+消費税(225,000円まで) 225,000円を超える部分は0%(期間限定) | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
| コインとマネー | 4%+消費税(225,000円まで) 225,000円を超える部分は0%(期間限定) | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
| その他すべてのカテゴリー | 8%+消費税 | 注文総額の2.9%+50円+消費税 |
押さえておきたいのは2点です。ひとつはコインとマネーだけ率が半分であること。もうひとつは、225,000円を超えた部分が0%になる扱いは、コレクティブル系の限られたカテゴリーにだけ書かれていることです。高額品を扱うなら、この線引きが利益に直接効きます。手数料の全体像はWhatnot(ワットノット)とは?仕組みと手数料をeBayと比較して解説で扱っています。
手取りはいくらになるか(日本円での計算例)
Whatnotの公式ヘルプにも収益の計算例は載っていますが、示されているのは米ドルとユーロ/ポンドの例だけで、日本円の例はありません。日本の料率で実際に計算すると、カテゴリーによって手取りがはっきり変わります。
前提を先に置きます。販売手数料は最終販売価格に対して、決済手数料は注文総額(送料・税を含む)に対してかかります。ここでは送料1,500円を購入者が支払ったものとして計算します。手数料にはいずれも消費税が加わります。
ケース1:トレーディングカードが10,000円で売れた場合
販売手数料 10,000円 × 8% = 800円(+消費税80円)= 880円
決済手数料 注文総額11,500円 × 2.9% + 50円 = 383円(+消費税38円)= 421円
手取り 10,000円 − 880円 − 421円 = 8,699円(最終販売価格の87.0%)
ここまでは他の国とほぼ同じです。差が出るのは225,000円を超えたときです。日本ではトレーディングカードなどの対象カテゴリーに限り、225,000円を超えた「部分」の販売手数料が0%になります(期間限定)。全額が0%になるわけではない点に注意してください。
ケース2:トレーディングカードが300,000円で売れた場合
販売手数料 225,000円 × 8% = 18,000円(超過分75,000円は0%)(+消費税1,800円)= 19,800円
決済手数料 注文総額301,500円 × 2.9% + 50円 = 8,793円(+消費税879円)= 9,672円
手取り 300,000円 − 19,800円 − 9,672円 = 270,528円(90.2%)
同じ300,000円でも、この優遇が適用されないカテゴリーではこうなります。
ケース3:ブランド品など「その他すべてのカテゴリー」が300,000円で売れた場合
販売手数料 300,000円 × 8% = 24,000円(0%になる部分はなし)(+消費税2,400円)= 26,400円
決済手数料 9,672円(ケース2と同じ)
手取り 300,000円 − 26,400円 − 9,672円 = 263,928円(88.0%)
同じ30万円の商品でも、トレーディングカードとブランド品では手取りが6,600円違います。高額な1点ものを売るときは、この差がそのまま利益の差になります。
| 最終販売価格 | トレカ等(0%優遇あり) | その他カテゴリー | 差額 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 8,699円 | 8,699円 | 0円 |
| 225,000円 | 197,921円 | 197,921円 | 0円 |
| 300,000円 | 270,528円 | 263,928円 | 6,600円 |
| 500,000円 | 464,148円 | 439,948円 | 24,200円 |
送料1,500円を購入者負担として計算しています。端数処理はWhatnotの注文明細に従うため、実際の金額と数円ずれることがあります。正確な内訳は、アプリまたはwhatnot.comの注文明細で「販売手数料」「決済手数料」「手数料にかかる税金」「純利益」として確認できます。料率は2026年9月2日時点の公式ヘルプの記載によります。
申請や承認が必要な「制限付きカテゴリー」は5つ
出品者の権限が付いたあとでも、次のカテゴリーは別途の申請や承認が必要です(2026年8月21日更新時点)。
| カテゴリー | 条件 |
|---|---|
| 高級バッグ&アクセサリー | 承認が必要 |
| スニーカー&ストリートウェアのサプライズセット | 現在は申請を受け付けていない |
| バッグ&アクセサリーのサプライズセット | 現在は申請を受け付けていない |
| サプリメント | 申請が必要 |
| 肉とシーフード、特産品 | 申請と承認が必要 |
申請の手順は共通で、そのカテゴリーでライブをスケジュールするか、商品を出品したうえで申請手続きに進みます。ブランド品を主力に考えている場合、出品者の権限が付いた初日からすぐ出せるわけではない点に注意してください。食品カテゴリーの扱いについてはWhatnotでお菓子・コスメは売れる?食品カテゴリの伸びと注意点も参考になります。
自分がどのカテゴリーを扱えるかを確認する
アプリの「出品者ステータス」で確認できます。
- iOS:出品アカウント → 右上の三本線メニュー → 「設定」までスクロール → 出品者ステータス
- Android:プロフィール → 右上の二本線メニュー → 「販売」までスクロール → 出品者ステータス
なお制限付きカテゴリーの権限を失った場合は、届いた通知メールに返信して異議申し立てができると案内されています。
2026年8月時点の実際の運用(弊社が確認した情報)
日本では段階的に開放が進んでいます。公式ヘルプも2026年10月1日時点で、日本を「現在は限定パイロットとして提供中」と表記しています(対象カテゴリは公式ヘルプには書かれていません)。弊社がトレーディングカードのカテゴリでウェイティングリストに登録していたところ、Whatnot Japanの担当者から連絡があり、面談を行いました。その際に案内されたのは、現時点で承認制として開いているのはトレーディングカードとブランドバッグの2カテゴリであるという点です。
つまり、対象カテゴリでウェイティングリストに登録していると、担当者から連絡が届いて面談に進む場合があります。一般の申請が誰でもすぐ通る状態ではありませんが、「登録して待つ」ことには意味があるということです。(2026年8月25日時点・弊社の実体験にもとづきます)
そもそも扱えないもの・条件つきのもの
禁止および制限対象アイテムのポリシーには、次のような品目が挙げられています(2026年8月18日更新時点)。
- アルコール(蒸留酒・ワイン・ビール)は販売も無償提供も不可
- 爆発物・花火・線香花火は不可
- 大麻・THCを含むCBD製品は不可(ヘンプ製品は可)
- クレジットカード・デビットカードは不可。現金も、コインとマネーのコレクター通貨でない限り扱えない
- エアガン・BBガン・エアソフト類は米国内でのみ販売可(ナイフ&ハンティングカテゴリー限定)。日本からの出品は対象外
- 模倣品・偽造品は不可。加えて特定のブランド商品には追加の制限がある
- 化粧品・動物関連・ナイフ・植物・サプライズセットには、それぞれ個別のポリシーがある
中古のブランド品を扱う予定なら、模倣品・偽造品ポリシーと制限されているブランド商品の記載は、出品前に必ず読んでおくべき箇所です。
日本から送れるのは5か国だけ。重量と寸法が商材を縛る
カテゴリー選びに最も効いてくるのが配送条件です。公式ヘルプの「配送について:日本の出品者向け」には、次のように書かれています(2026年8月19日更新時点)。
- 日本から発送できるのは米国・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツの5か国のみ。日本国内向けの配送は現時点では提供されていない
- 国際発送はFedExとの提携で、前払いの配送ラベルがWhatnotから提供される。既定では出品者の送料負担はない
- 料金は重量と寸法の両方で決まる。梱包材の重量は自動で加算される
- 関税・税金・手数料はWhatnotが前払いし、購入者は購入時に総額を確認できる
- 同じライブでの複数購入は自動でまとめ配送され、追加分は増えた重量だけが加算される
つまり軽くて小さく、まとめ買いされやすい商材ほど条件がよくなります。カードやコレクティブルがWhatnotで強いのは、購入体験だけでなくこの配送の仕組みとも噛み合っているためです。トレカ視点での比較はWhatnotでトレカは売れる?eBayとの「売れ方」の違いを、トレカ視点で解説にまとめています。
カテゴリーを決める3つの判断軸
- 手数料の段階:8%か4%か。高額品なら225,000円を超える部分の扱いが効くカテゴリーかどうか
- 承認の要否:制限付きカテゴリーなら、出品開始までに申請の時間を見込んでおく
- 重量・寸法と規制:5か国へ空路で送れるか。液体や電池など、相手国の規制に当たらないか
この3つを先に通しておくと、商材選びの精度が上がります。手元の在庫がどのカテゴリーに当たるか判断がつかない場合は、越境ECのご相談から状況をお聞かせください。
よくある質問
カテゴリーはあとから変えられますか
カテゴリーは出品ごとに選ぶ形なので、扱う商材を変えれば別のカテゴリーで出品できます。ただし制限付きカテゴリーについては、あらためて申請と承認が必要です。
複数のカテゴリーを1回のライブで扱えますか
出品単位でカテゴリーが決まるため、扱うこと自体はできます。ただし手数料は出品のカテゴリーごとに計算されるので、収支を見るときは分けて考える必要があります。
225,000円を超える部分が0%というのは、すべての商品に当てはまりますか
いいえ。公式の手数料表では、コミック・トレーディングカード・スポーツ シングルカード・おもちゃと趣味、およびコインとマネーの欄にのみ記載があり、期間限定と注記されています。その他のカテゴリーは一律の率です。
日本国内のお客様には売れますか
現時点では日本国内向けの配送は提供されていません。公式ヘルプには、日本でのサービス開始に伴って国内配送の詳細情報を追加する予定と書かれています。
ブランド品を扱う予定がある場合は、Whatnotでブランド品を売るには?承認・真贋証明・状態開示の実務もあわせてご覧ください。
フィギュアやアニメグッズを扱う場合は、Whatnotでフィギュア・アニメグッズを売る|手数料の優遇とサプライズセットのルールもあわせてご覧ください。
カメラやゲーム機などの電子機器を扱う場合は、Whatnotでカメラ・レトロゲームを売るには?電子機器の状態定義とリチウム電池の扱いもあわせてご覧ください。
出典(Whatnot公式ヘルプ)
この記事に書いた手数料・ポリシー・対応国などの事実関係は、Whatnot公式ヘルプセンターの以下のページに基づいています(2026年9月1日時点で内容を確認)。仕様は予告なく変更されるため、実際の出品前には必ず原文をご確認ください。
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株式会社オプティズムは越境EC支援を行っています。eBayでの販売支援とShopifyでの自社EC構築を提供しており、ライブコマース販売支援については日本のアプリが開放され次第、Whatnotの販売代行を開始する予定です。
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