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Whatnotのライブコマース|日本セラーの現状と、国内型との違い

株式会社オプティズム 広報部
株式会社オプティズム 広報部

最終更新:2026年8月18日(whatnot.comの「日本からショッピング」フィードを実際に確認)

日本でライブコマースは「流行らなかった」と言われ続けてきました。ところが一部の日本のセラーは、すでにWhatnotで配信を始めています。専用のフィードが用意され、円建ての開始価格も使われていました。ただし一般の出品申請は、いまも順番待ちのままです。この記事では、2026年8月18日に実際の画面で確認できた事実だけをもとに、国内型のライブコマースと何が違うのかを整理します。

1まず、実際に起きていることを見てください

whatnot.com には「日本からショッピング」という専用カテゴリがあります。2026年8月18日に確認したところ、その日の夜だけで次のような配信枠が並んでいました。

配信予定出品者内容
本日21:00onetaketcgJapanese Vintage & Modern(ポケモンカード)
本日21:21poketokyoRIP & SHIP・High-end Slabs/DELIVERY FROM TOKYO
本日22:40tcg_shop_kasumi_japanONE PIECE・Pokémon/PROMO, PSA, BOX
本日23:00kabuki_tcg_japanPokemon・OnePiece PSA Slabs & Raw Cards
本日23:00kw_pokepokePikachu/Vintage single card & Slabs

このほかにも `royalcard_japan` `tcgcardjp` `pokeakisuke` `goat99tcg_japan` `jpcardlink` `japancardgem` `koheitcg_jp` など、日本名義のセラーが十数アカウント確認できました。確認できたのはこの日の分だけなので、どの程度の頻度で配信しているかまでは分かりません。ただ、少なくとも一晩に複数の枠が同時に立つ状態にはなっています。

さらに注目すべきは価格表示です。タグに「300円からスタート」が並んでいました。英語圏の「$1 START」と混在しており、円建ての開始価格がすでに使われていることが分かります。

2一方で、一般の申請はまだ順番待ちです

ここが誤解しやすい点です。誰でも今すぐ出品できるわけではありません

公式ヘルプの「出品申請できる国」のリストには2026年7月31日に日本が加わりました。しかし実際にアプリやサイトから出品者設定を進めると、「ウェイティングリストに追加されました」と表示されます(弊社で確認済み)。

つまり現状はこう整理できます。

状態
一般の申請順番待ち。申請の提出はできるが、その先で止まる
先行している日本セラーすでに配信を始めている。専用フィードと円建ての開始価格が使える

「まだ何も始まっていない」でも「誰でも始められる」でもありません。先に入った事業者だけが動いている、という段階です。

3日本のライブコマースは、なぜ伸びなかったのか

国内のライブコマースは何度も立ち上がっては縮小しました。理由としてよく挙げられるのは、視聴者が「買う気」で来ていない、配信者が芸能人・インフルエンサー頼み、そしてそもそも国内で普通に買えるものをライブで買う理由が薄いという点です。

国内向けライブコマースは、構造的に「安く買える」か「推しを応援する」のどちらかに寄りがちでした。前者は価格競争になり、後者は配信者の人気に依存します。どちらも、商品そのものの魅力では回りません。

4Whatnotが回避している3つの点

① 買い手が最初から「探しに来ている」

Whatnotはトレーディングカードから始まったサービスで、コレクター文化の上に成り立っています。視聴者は暇つぶしではなく、特定のカードやジャンルを探して来ます。だから配信者の知名度に依存しません。

② オークション形式で、価格が「発見」される

国内のライブコマースは固定価格の紹介が中心でした。Whatnotは1ドル(あるいは300円)スタートのオークションが基本の形式です。売り手が値付けするのではなく、その場の入札で価格が決まります

これは売り手にとって「相場より高く売れる可能性がある」ことを意味します。値下げ競争ではなく、値上がり競争になる。ここが国内型との決定的な違いです。

③ 越境が前提なので、希少性が効く

日本のセラーが「日本からショッピング」フィードで売る相手は、日本語版カードや日本限定品を探している海外のバイヤーです。国内では普通に買えるものが、海外では手に入りにくい。この非対称性があるから、ライブで買う理由が生まれます

国内向けライブコマースに欠けていたのは、まさにこの「ここでしか買えない理由」でした。

5日本の事業者から見た商機

先行しているのがトレカ系に偏っているのは事実です。ただしWhatnotのカテゴリはトレカだけではありません。実際のフィードにはフード&ドリンク、海外の珍しいお菓子、特産品、腕時計、ジュエリー、バッグ、アウトドア、ナイフ&EDCといったカテゴリが並んでいます。

ライブと相性が良いのは、見ていて楽しいもの・開ける楽しみがあるもの・その場で説明したくなるものです。トレカの開封、日本のお菓子の食べ比べ、ご当地の特産品。写真だけの出品より伝えられる情報量が増える商材ほど向いています。

商材別の相性はWhatnotでトレカは売れる?eBayとの「売れ方」の違いにまとめています。

6いま準備できること

順番待ちの間に何をするかで、開放後の立ち上がりが変わります。先行している十数アカウントは、すでに配信の型と評価を作っています。ここに後から入るなら、配信の外側を先に整えておく必要があります。

  • まず買い手として見る — 「日本からショッピング」フィードで、先行セラーがどう見せ、どこで値が動くかを観察できます。無料で今日からできます
  • 出品申請だけ済ませて順番に並ぶ — 申請の提出自体は数分です。待ち時間そのものが参入障壁になります
  • eBayで相場データを取る — どの商品がどの状態でいくらで売れるか。ライブは判断が一瞬なので、開始価格の根拠を先に持っておく必要があります
  • 撮影と発送の体制を作る — 公式ヘルプでは販売日から2営業日以内の発送が基準です

申請の手順はWhatnot Japanとは?日本から出品する方法と現在の状況、アプリの操作はWhatnotアプリの使い方、トラブル時の責任分界はWhatnotの未着・返品・不正購入は誰が負担する?にまとめています。

外注する場合の費用感はライブコマース代行の費用相場|米国向けで数字が変わる理由をご覧ください。

まとめ

  • Whatnotには「日本からショッピング」という専用フィードがあり、日本のセラーがすでに配信している(2026年8月18日に確認。同日夜に5枠、日本名義のセラーは十数アカウント。頻度までは未確認)
  • 円建ての開始価格(300円スタート)がすでに使われている
  • ただし一般の申請はまだ順番待ち。出品者設定を進めると「ウェイティングリストに追加されました」と表示される
  • 日本のライブコマースが伸びなかったのは、価格競争か配信者の人気に依存する構造だったため
  • Whatnotはオークション形式で価格が発見され、越境が前提なので希少性が効く。ここが国内型との違い
  • 先行はトレカ系に偏っているが、フード・特産品・時計・バッグなどカテゴリは広い

弊社は越境EC支援として、日本のアプリが開放され次第Whatnotの販売代行を開始する予定です。配信の外側(発送・英語対応・値付けの根拠)は開放を待たずに作れます。ご相談を承っています。

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